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本田&酒井宏の右サイド2人攻略計画。
W杯本大会用の戦術が着々と進行中。 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2015/09/07 11:40

本田&酒井宏の右サイド2人攻略計画。W杯本大会用の戦術が着々と進行中。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

ハリルホジッチ体制での右サイドバックは、最もスタメンが決まっていないポジションの1つである。ケガの内田篤人、遠藤航、丹羽大輝、そして酒井宏樹。誰がその一番手に名乗りをあげるのか。

この予選フォーマットは不毛だが……。

 はっきりいって、この予選フォーマットは不毛だ。カンボジアのような相手とW杯で戦う可能性はない。アジアの格下相手への対策を熱心に講じれば講じるほど、W杯本大会で結果を残すようなサッカーとはかけ離れた戦いを強いられることになる。しかし、このフォーマットが悪いからといって、アジアの格下相手との試合を“こなしていく”行為は、このフォーマット以上に不毛である。

 まずはW杯の出場権を手にするために全力を尽くす。それも確かに大事なことなのだが、同時にW杯で日本よりも格上のチームと戦うときにどうすればいいのかを考えていかなければ、時間はあっという間に過ぎてしまう。W杯の出場が決まってから本大会に向けた戦いを模索しているようでは、遅いのだ。

 あまり得るものが大きくないように思われるアジアの格下相手との試合でも、W杯の本大会での戦いに通じるようなテーマをかかげて、実際にトライしてみる。そんな2人の取り組みには、金の価値があるのだ。

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