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ハリルが考える、現時点のベスト布陣。
激戦のトップ下は原口>武藤雄樹!
posted2015/08/28 12:30
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Takuya Sugiyama
【8月27日 夕方。ロシアW杯アジア2次予選カンボジア戦(9月3日 埼玉スタジアム)、アフガニスタン戦(8日 テヘラン)に臨む日本代表メンバー23人がヴァイッド・ハリルホジッチ監督から発表された】
NumberWeb担当デスク(以下、デスク) 「ついさっきも電話しちゃったよ。ひょっとしてまだ会見中だったの?」
二宮 「1時間以上ありましたからね。ノートに6ページ分、書き込みました」
デスク 「独演会だね。シンガポール戦、東アジアカップと4試合続けて勝ってないから気合いが入っているんだと受け止めたいけど、やっぱり海外組を中心にメンバーを選んできたね」
戦術やコンセプトを植え付ける貴重な機会。
二宮 「監督は海外組をもっと呼びたかったとは思いますよ。川島は所属先が決まっていないということで見送られ、内田、清武、大迫はケガ。大迫は間に合うかどうか微妙なところでしたが、結局は招集しないという判断になりました。ただ現時点で監督がベストの23人と思えるメンバーを招集してきたなという印象を受けています」
デスク 「カンボジアはシンガポールに0-4、アフガニスタンに0-1で2連敗中。アフガニスタンもそのカンボジアに勝っているとはいえ、シリアとの初戦に0-6で負けているよね。予選に油断は禁物だってことはもちろん分かる。でもクラブで自分のポジションを確保できていない何選手かについては、シーズンが始まったばかりだし、クラブに専念させたほうがいいという考え方もあるとは思うんだけど」
二宮 「今年3月に就任してすぐに予選を迎えているなかで、戦術やコンセプトを植えつけていくためにも全員が集まれる貴重な機会を大事にしたかったというのがあると思いますよ。今回は2試合あって10日間、一緒に活動できるわけですから。それに実際、引き分けで2次予選をスタートしていて、『再び偶然を起こしてはならない』と本人の鼻息も荒い。ただちょっと意外なこともありましたよ」
デスク 「えっ、何だろう?」