サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
取材エリアで珍しく見せた「迷い」。
槙野智章は今大会をどう感じたか。
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byTakuya Sugiyama
posted2015/08/11 10:40

最後尾で終始声を出してチームを鼓舞していた槙野智章だったが、チーム全体の状況を変えるまでには至らなかった。
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ウォーリアーから、オーガナイザーへ。
大会前にすでに17キャップを刻んでいた槙野は、ハリルジャパンとして挑む東アジア杯はそれまでと違う位置づけであることを自覚し、必要と判断したことなら何でもやった。人任せにしている場合ではなかった。
ウォーリアーは年月と経験を重ね、守備のオーガナイザーとしての役割も担うようになった。この先取り組んでいかなければならないことは、いかに違いを出し、チームを勝利に導いていくかということ。
「泥臭くでもいい。不細工でもいい。しっかり勝ちきる力が今の日本には必要」
槙野は今、質を求めて実を取る男へと変貌を遂げている。

