錦織圭、頂への挑戦BACK NUMBER
プロテニス選手の高齢化が進む――。
錦織圭は、東京五輪で活躍できるか?
text by
山口奈緒美Naomi Yamaguchi
photograph byHiromasa Mano
posted2015/07/22 10:50
始めてATPツアーで優勝した18歳の頃の錦織。あれからもう7年が過ぎ、今季は世界ランキング4位まで記録するまでになった。
東京五輪の時に、錦織はどう変化しているか?
先日は日清食品との所属契約を延長したことを発表したが、契約期間は2020年12月末日までだそうだ。前回の3年契約から延びたのは、スポンサー側からすれば東京オリンピックを睨んでのことであるのは間違いない。
記者発表では錦織自身が「(2020年は)30歳になって一番いいときだと思う」と言っているが、恐らく20歳のときの錦織は30歳をピークになど考えていなかっただろう。そう考えられるようになった錦織は、精神的に多少は余裕を持てているに違いない。
少なくとも5年先を見据えている錦織だが、30歳の「エアK」にはどんな味わいが加わっているのだろうか。
そして、32歳、33歳……35歳の「エアK」は見られるのか。
それは楽しい想像だ。