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元J1組との6連戦で岡山が得た自信。
湘南・松本の系譜を引く「前方型」。 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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posted2015/04/24 10:40

元J1組との6連戦で岡山が得た自信。湘南・松本の系譜を引く「前方型」。<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTOS

今季から加入し、キャプテンマークを任されている岩政大樹。鹿島で多くのタイトルを獲得した勝者のメンタリティを岡山に注入することが期待されている。

矢島のアイディアが、攻撃に彩りを加えるか。

 プレシーズンに負傷し、3月はU-22日本代表のリオ五輪アジア1次予選に参加したために出遅れていたが、ここに来て急速にチームにフィットしている。

 初先発となった6節の徳島戦では、ペナルティエリアの外から豪快にミドルシュートを突き刺した。途中から出場した8節の熊本戦では、染矢一樹のシュートがこぼれたところを押し込んでゴールを奪うと、正確なロングフィードで押谷のゴールもアシストしている。

 その熊本戦。強豪との6連戦を終え、ひと息ついてもおかしくない状況で、しかも拮抗した内容にもかかわらず大差で勝利できたのは、“勝負のポイント”という点において、実に意義深い勝利だろう。

平均入場者1万人を目指し、現在の平均は10507人!

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 2004年のクラブ創設から12年目を迎える今年は、J1昇格の機運も高まっている。

 ホームゲームの平均入場者数1万人を目指す「Challenge1」プロジェクトを発表。「Smile for you」(スタッフ、ボランティアの笑顔あふれるスタジアム)、「Stress-free」(困っている人への声かけ)、「“Heartful”rainy day」(雨の日にも観戦しやすい環境作り)、「Enjoy at stadium」(クラブ創設12年目にちなんだイベント)といった様々な施策を打ち出して、スタジアムのホスピタリティに磨きをかけた結果、現時点での平均入場者数は、「10507人」。目標を見事にクリアしている。

 岡山市の中心部からはかなり距離のある練習場の政田サッカー場にも、いかにもサッカー好きな若者ばかりでなく、高齢者のグループが折りたたみ椅子を持ちよって、選手がトレーニングする様子を熱心に見学している。

 シティライトスタジアムを埋める1万人以上のサポーターの後押しを受け、90分間駆け抜けるファジアーノ岡山。そのギアは、まだまだ上がりそうだ。

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