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「Jの名将」から代表監督を選ぶ5カ条。
当てはまる候補者は9人、最適任は?
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph byTakuya Sugiyama/Toshiya Kondo
posted2015/02/26 16:30
オリヴェイラ(右)も、ストイコビッチも、Jの実績で見れば、いずれも“名将”だが……。
理想を言えば、現在フランスにいるあの人!
特に日本代表の死角である「3」の部分を疎かにせず、闘う集団をつくり上げています。ブラジル大会で露見した「4」の弱みに関しても解決策を持っており、柔軟な戦い方を志向する人でしたね。ご本人に「将来は日本代表監督に」という野心があるという話が事実ならば「略奪婚」を試みるだけの値打ちはあるでしょう。南ア大会以後、ブランド志向に走り、機を逸した感もありますが。
そういうわけで、相変わらず「ニホンノミナサン、ハジメマシテ」という方々が次期代表監督候補に挙がっているようですが。前回のコラムで触れた「ワールドカップの実績」と「2から5」の要件を満たす人を選んでいただきたいものです。
特に「5」を重視するなら、マルセロ・ビエルサ(フランスのマルセイユ監督)なんか最高ですけどね…………無茶は言うな? はい、分かっております。とにかく、ロシア大会後に向けて、いまから「Jの名将」にもしっかり目を配っていただきたいものです。そろそろ開幕ですしね。じっくり見ましょうよ、Jリーグ「も」!