SCORE CARDBACK NUMBER
中島卓也と栗山監督、2015年の「勝負」。
~日ハムの若手が受け取る挑戦状~
posted2015/01/28 10:00
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
栗山英樹は、監督として明らかに異質な空気を放っている。それは、いつだってこの指揮官が選手と勝負しているからだ。たとえばFAで大引啓次が抜けたショートについて、年が明けてからすぐ、栗山監督はこう言っていた。
「キャンプではビキ(大引)の抜けたショートをタク(中島卓也)に守ってもらうところからスタートするつもり。でもタクにショートを任せたら、(セカンドより体力的負担が大きいことで)疲労がたまってせっかくの彼のスピードを活かせなくなるリスクがある。だから休ませながらの起用になると思うけど……」
この先の言葉から、栗山監督が選手と勝負している所以を感じさせられる。