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ダノンシャークが競り勝ったマイルCS。
淀の直線に見た「120%」の叩き合い。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2014/11/25 11:10

ダノンシャークが競り勝ったマイルCS。淀の直線に見た「120%」の叩き合い。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

マイルCSには3年連続の出走だったダノンシャーク(左)。8番人気と決して戦前の評価は高くなかったが、鋭い末脚で栄冠をつかんだ。

「トーセンラーも、いつまでも若くはない」

 あと、ほんの少し運や流れが味方してくれれば、「6戦連続で秋のGIを重賞未勝利馬が優勝」という、おそらく今後破られることのない「記録」ができるところだったのだが、ここでついに途切れた。

 筆者が戦前「二強」と表現していたトーセンラーは4着、ミッキーアイルは13着に沈んだ。後者は、「負けパターン」が浮き彫りになったことを収穫として、これからもスピードに磨きをかけてほしい。

 トーセンラーとフィエロの管理者である藤原英昭調教師は「2頭ともいい競馬ができた」とさばさばした表情で語った。

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「相手が120%だった。今年のフィエロが、去年のトーセンラーのイメージに重なっていた。トーセンラーも、いつまでも若くはないということかな。豊はあの馬の脚を一番引き出すレースをしてくれた。勝利の女神はひとりやから、しゃあないね」

 高速決着となったマイル王決定戦を制したダノンシャークの次走は、12月14日の香港マイルになる可能性もあるという。

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