Number Do ExBACK NUMBER
Number Do×ほぼ日「ランナー手帖」。
「走る」と、「記録する」の好相性。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNao Nakai
posted2014/10/02 11:00
昨年の「ランナー手帖」10月、11月のページ。2人のランがぎっしり書き込まれている。
書きこむときに、サバを読む自分が面白い。
涌井 今年の「ランナー手帖」には、ラップタイムを書く欄もつくりました。
西本 いまは、みんなデジタルデータで走った距離とか残してるけど、僕は手書きをおすすめしたい。なぜかというと、自分で書くとついついサバを読んでしまうじゃないですか?(笑) そこが面白いんです。
涌井 あ、わかります! 10.7kmしか走ってなくても、11kmとか書いたり。まぁいいか、と(笑)。
西本 目標タイムも、ちょっと遅めに書いてみたり。
涌井 達成できるようにですよね?(笑) ほんとは3時間30分で走れそうなのに、40分という目標を設定して達成できるようにしたり。「書く」と自分がよくわかります。
西本 そういう「自分」を振り返れるのも面白いですよね。
反省を踏まえて、今年はどう使うか?
涌井 今年はどう書き込んでいこうとか、もう決めてますか?
西本 まずは、また湘南国際マラソンに向けての練習を書き込みたいのですが、同じ失敗をしないように、年間のスケジュールを決めます。どの時期にどんな大会があるのか、というリストがついているのが、この手帳の便利なところ。大会名をチェックすることから始めます。
涌井 まずは湘南ですよね?
西本 その前日は全日本大学駅伝! 自分が走るわけではないですが、駅伝好きとしては外せません。今年の「ランナー手帖」は箱根駅伝を走った選手の名言が各ページにちりばめられているので、観るだけの人も楽しめるのが嬉しい。
涌井 僕らがこれまで取材した選手や監督の言葉から、厳選して載せています。箱根ランナーの言葉は、その背後に絶対的な練習量や青春を懸けているという雰囲気があって、深いんです。