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「岩崎恭子2世」から3年――。
渡部香生子がパンパシで挑む“世界”。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byYusuke Nakanishi/AFLO SPORT

posted2014/08/19 11:00

「岩崎恭子2世」から3年――。渡部香生子がパンパシで挑む“世界”。<Number Web> photograph by Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT

春の日本選手権では高校新記録を打ち立てるなど3冠をなしとげた渡部香生子。まだ17歳ながら、世界記録を期待される逸材だ。

パンパシで世界で戦える実力を証明する。

 6月のジャパンオープンでは200m平泳ぎには出場しなかったものの、100mで日本新記録。

「うれしいです。自信になりました」

 喜びを見せた渡部は、平泳ぎ以外の種目の100mにも個人メドレー強化のために出場し、自由形は3位、バタフライは8位と決勝に進んだ。

 女子の平泳ぎはロンドン五輪以降、世界的にタイムが向上している。渡部は、その流れに乗り遅れないように成長を続けている。そして今季の渡部は、100m、200m平泳ぎともに世界ランクで2位につけているのだ。

 そんな渡部にとってパンパシフィック選手権は、これからも世界の上位で伍していくという覚悟を決める、輝ける檜舞台となるはずだ。

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