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投高打低と戦力の均衡。
~MLB、2014年の順位予想~
text by
芝山幹郎Mikio Shibayama
photograph byGetty Images
posted2014/03/29 10:40
田中将大は、1年目にしてヤンキース浮沈の鍵を握る存在。期待に応えて名門復活なるか。
野球が帰ってきた。毎年のお約束とはいえ、大リーグが開幕すると安心する。今年も無事に春が来た、という感じで、いそいそと予想を立てたくなる。
結論からいうと、2014年シーズンは混戦の度合が強まりそうだ。いいかえるなら、戦力の均衡が進み、飛び抜けて強いチームを見つけるのがむずかしくなった。100勝チームはいうに及ばず、昨年(2013年)のレッドソックスやカーディナルスのような97勝チームも出てこないのではないか。よくて95勝。下手をすると、最多勝の球団でも92~93勝で止まる可能性がある。
概論を広げる前に、まず各地区の順位を予想してみよう。分析はそのあとで。
ア・リーグ東地区 | ア・リーグ中地区 | ア・リーグ西地区 |
(1)ヤンキース (2)レイズ (3)レッドソックス (4)ブルージェイズ (5)オリオールズ |
(1)タイガース (2)ロイヤルズ (3)インディアンス (4)ツインズ (5)ホワイトソックス |
(1)アスレティックス (2)レンジャーズ (3)エンジェルス (4)マリナーズ (5)アストロズ |
ナ・リーグ東地区 | ナ・リーグ中地区 | ナ・リーグ西地区 |
(1)ナショナルズ (2)ブレーヴス (3)メッツ (4)マーリンズ (5)フィリーズ |
(1)カーディナルス (2)パイレーツ (3)レッズ (4)ブルワーズ (5)カブス |
(1)ドジャース (2)ジャイアンツ (3)パドレス (4)ダイヤモンドバックス (5)ロッキーズ |