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今秋、凱旋門賞で武兄弟対決なるか?
メイショウマンボ陣営を結ぶ“キズナ”。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2014/02/01 08:20
JRA賞の授賞式で見せた2ショット。兄の豊はこの授賞式の前日にJRA通算3600勝を挙げている。
胸の中で踊る、「名勝負の予感」。
セレクトセールの昼休み、野外のテーブルで一緒にメシを食いながらフランス研修の感想を聞かせてくれた新調教師が、翌年の秋、チャンス十分の管理馬で世界最高峰の舞台に立つかもしれない――。そう思うと、私までドキドキしてくる。
キズナ陣営同様、マンボを囲む人馬は強い絆で結ばれている。それは、オークスを制した直後、松本オーナーの顔を見たとたん号泣した武幸四郎の姿が示している。
だからこそこの「武兄弟対決」には、ワクワク感と同時に、両方を応援したくなるようなあたたかさがあるのだろう。
大阪杯が楽しみでならない。本稿の第1回はクラシック候補が集結した昨年の弥生賞のプレビューだったが、あのとき以上の「名勝負の予感」が胸のなかで踊っている。
決めた。4月6日は阪神競馬場に行こう。