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最後のJCダートにGI馬9頭集結。
人馬ともに復活の“希望”を買いたい。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byKyodo News

posted2013/11/30 08:01

最後のJCダートにGI馬9頭集結。人馬ともに復活の“希望”を買いたい。<Number Web> photograph by Kyodo News

復活の南部杯につづき、JBCスプリントも制したエスポワールシチーと後藤浩輝。GI最多勝利記録となる10勝目を飾ることができるだろうか。

ここまで盤石のホッコータルマエに死角は?

 おそらく1番人気になると思われるホッコータルマエ(牡4歳、父キングカメハメハ、栗東・西浦勝一厩舎)も、まずまずの6番枠を引いた。昨年の3着馬で、前走のJBCクラシックを逃げ切っているように、前に行く競馬で結果を出している。今年は8戦6勝2着1回3着1回と抜群の安定ぶり。ここでも崩れることは考えづらい。

 ハナを切ってレースを引っ張るのは、これまで記したパンツオンファイア、エスポワールシチー、ホッコータルマエのどれかになると思われる。

ワンダーアキュートの武豊の不気味なコメント。

 いや、昨年、一昨年と2年連続2着のワンダーアキュート(牡7歳、父カリズマティック、栗東・佐藤正雄厩舎)の武豊が、「どういう競馬とは言えないが、ちょっと狙った競馬をしてみてもいいかもしれない」と、不気味なコメントをしている。この馬は、彼の手綱でダートGIを6勝したスマートファルコンを、'11年の東京大賞典で負かしそうになったほどの実力馬だ。テン乗りとなった今年の帝王賞では逃げて3着だったが、ここも行くのか、それとも――。

 ニホンピロアワーズ(牡6歳、父ホワイトマズル、栗東・大橋勇樹厩舎)による連覇の可能性もゼロではないし、ダートで底を見せていないベルシャザール(牡5歳、父キングカメハメハ、栗東・松田国英厩舎)も怖い。

◎エスポワールシチー
○ホッコータルマエ
▲ワンダーアキュート
△ニホンピロアワーズ
×ベルシャザール

 ◎からの馬連と、▲の単複。オッズ次第で、◎からの3連複も。

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