セリエA ダイレクト・レポートBACK NUMBER
セレソンとも伍したモヒカン・コンビ。
「俺たちが新生イタリア代表だ!」
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byAFLO
posted2013/04/04 10:30
3月21日、ブラジルとの国際親善試合で2-2と引き分けたイタリア。2点目を決めたバロテッリ(右)とエルシャーラウィがお互いの鶏冠を触り合い、ゴールを祝う。
日本代表は勢いに乗るモヒカンコンビを止められるか?
6月19日、レシフェで対戦する日本代表は、モヒカン・コンビ擁するイタリアにどう立ち向かうべきか。
プランデッリは「イタリアは、きちんと組織的に守るチームを相手にすると、攻撃を自ら緩める癖がある。DFと中盤の間に空いたスペースを狙われた」と、2点止まりだったマルタ戦後に自戒している。
対戦経験のあるインテル長友佑都のアドバイスを生かしつつ、センターバックの体力的な奮闘が最低条件だろう。
今のイタリア代表に“堅い守備を誇る老練なゲーム巧者”という旧来のイメージはそぐわない。もちろん、歴代出場記録126試合を数える守護神ブッフォンや天才司令塔ピルロという百戦錬磨のベテランを忘れてはならないが、ベテラン頼みという先入観はもはや過去のものだ。
見た目のハッタリが効くのも、実力あってこそ。
モヒカンヘアは伊達ではない。生半可なことでは、彼らの髪に触ることすらできないだろう。