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<プレーから性格まで徹底分析> 内田篤人のEURO講座 「右サイドから見える風景」 

text by

木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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photograph byTsutomu Kishimoto

posted2012/06/18 06:00

<プレーから性格まで徹底分析> 内田篤人のEURO講座 「右サイドから見える風景」<Number Web> photograph by Tsutomu Kishimoto
CL、ELで多くの選手たちと対戦した男は、
EUROにも一味違う視点を持っていた。
頼れるチームメイト、厄介なライバル……。
プレーから性格までを、ウッチーが徹底分析。

 日本代表に、EUROを語る上で欠かせない男がいる。昨季のCLで日本人として初めてベスト4に到達し、今季もELでベスト8に進出したシャルケの内田篤人だ。これだけ短期間に異なる国のクラブと対戦した選手は、ヨーロッパでも限られているだろう。

 さらに内田には、他の選手にはない独特の目がある。サッカーの試合を“バスケ的視点”で見ているのだ。

 内田はそれが常識かのように、さらりと言った。

「サイドバックのポジションって後方から見られるから、バスケットボールでいうとポイントガード(一番後ろにいる司令塔的役割)っぽいじゃないですか。僕の父はバスケの先生なので、その影響で結構子供のときからバスケの試合を見ていた。実際ピッチでもポイントガードみたいに、一番奥まで見るようにしています」

 確かに内田は、クロスでもロングボールでも、最も遠い場所まで見えている印象がある。中盤の選手とは一味違う、サイドバックならではの“内田的視点”があるのだ。

 その独自の目は、欧州移籍によってさらに磨きがかかっている。今回のEUROについて質問すると、やはりトッププレイヤーと対戦したものにしかわからない“皮膚感覚”を手にしていた。

 たとえばバイエルン・ミュンヘンとの試合で何度もマッチアップしたフランク・リベリーについて、内田はこんな感想を口にした。

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