MLB東奔西走BACK NUMBER
大卒新人投手が入団即メジャー!!
レッズのマイク・リーク、10年ぶり快挙。
text by
菊地慶剛Yoshitaka Kikuchi
photograph byGetty Images
posted2010/04/21 10:30
21世紀では初となる、マイナー経験なしでいきなりメジャー初出場選手になった
キューバ出身のチャプマンという大物新人も!!
実際のところ、野手では1989年のジョン・オレルド選手、投手では1988年のジム・アボット投手以来、メジャーでのプロ・デビュー後、そのままメジャーに定着できた選手は存在しない。
最近では朴賛浩投手やホセ・コントレラス投手のように海外のアマチュア選手の中にもメジャーでプロ・デビューした選手がいたが、これまでのところ期待はずれの結果に終わっている。
また、リーク投手の所属するレッズにはもう1人、彼以上に話題を集めるとてつもない投手がいる。キューバから亡命してきた新人、アロルディス・チャプマン投手だ。キャンプ終盤に背中の張りを訴えるなど、調整不足でマイナーに回ったとはいえ、その左腕から160km前後の速球を投げる実力は折り紙付き。早期のメジャー昇格を虎視眈々と狙っている。
そのなかで生き残り、今後もメジャーのグラウンドを定住の地にできるかどうかは、すべてマウンド上で結果を出すかどうかに委ねられている。