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ゴタゴタ続きのレッズを救えるか?
梅崎司が想う、いま選手がすべきこと。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byNIKKAN SPORTS/AFLO
posted2011/10/27 10:31
腰痛、右膝前十字じん帯損傷、右膝半月板損傷……度重なる怪我に泣かされてきた梅崎だが、レッズの救世主となるか?
「ひとつになって助け合っていけば必ず残留できる」
「マリノス戦も含めて残り5試合は、みんなひとつにならないとダメだと思っていたんです。だから、点を決めた時、みんなで戦っているんだという想いもあって、ベンチに行きました。僕はこういう一体感がこれから厳しい試合がつづく中、すごく重要になってくると思うんです。みんな、ひとつになって助け合っていけば必ず残留できると思うんで」
浦和はチームとしてあるべき姿をほんの少し取り戻した。
リーグ戦残り4試合、いかにマリノス戦で得た一体感を持続させ、戦っていけるか。その試金石になるのが、29日に行われるナビスコカップでの決勝戦となる。
「マリノス戦で逆転勝ちして、チームの士気はすごく上がったと思うし、大きな弾みにもなったと思います。ナビスコカップはリーグ戦とは別ものだけど、タイトルを取れれば、それでまた自信になると思うし、その自信を重ねていくことが今は大事だと思うんです。だから、決勝もみんなひとつになって、思い切り楽しんで、優勝したいですね」
試合巧者の鹿島を打ち破ることができれば、浦和の進む先に大きな光が射してくるのは間違いない。
梅崎の狙い通り賜杯を勝ち取って、しっかりと残留に結び付けてほしい。