球道雑記BACK NUMBER
超美技を連発の“魔術師”継承者。
ロッテ「岡田幸文伝説」が始まる?
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/09/25 08:01
千葉ロッテマリーンズとしては、初の育成ドラフト出身での一軍登録選手となった岡田幸文。「オーバーフェンス以外は全部捕るつもりでいる」との発言も
西村野球の申し子として球界を代表するセンター目指す。
この取材をした日のゲームで、岡田は中前安打で本塁に突入する2塁走者を刺している。
このプレイについて岡田は、前述のように打球の予測がついたから一歩前に前進して打球に備えていたと話した。
「腰を低く構えてないときもピッチャーがモーションに入ったときは必ず脚だけは動かすようにしています。一歩目をどうするか、それはいつも考えていることですね」
9月18日現在、岡田は121試合フル出場を果たしている。西村野球に欠かせない存在となった彼は、まさに申し子と呼べる存在だ。
「12球団いろんな外野手がいると思うんですけど、僕はその中で球界を代表するセンターになりたいんです。ゴールデングラブという賞ももらいたいし、そういう意識をすることで、追いつけないと思っていた打球も追いつけるようになりました」
伝説の始まりの予感がした。