オリンピックへの道BACK NUMBER
上村愛子と“モーグルの女王”を争う、
地元カナダのジェニファー・ハイル。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byShino Seki
posted2010/01/27 10:30
1月に入ってW杯で4連勝している絶好調のジェニファー・ハイル。上村は、今シーズンこれまで2回の2位を記録したが……
地元開催のプレッシャーに負けず、実力を発揮できるか?
ハイルの復調は、日本勢にとって脅威ではある。だが、エース上村愛子が昨シーズン見せたターン技術とスピードは、現在でも、やはり屈指のレベルにある。今シーズンはまだ完調とは言えないが、本来の滑りを取り戻すことができれば、十分勝負に持ち込める。
その上でポイントになるのは、やはり、4年に一度という重圧の中で、力を出し切れるかどうかだ。
地元ということもあり、大きな期待が集まる中でも、ハイルが本来のな滑りを見せることができるのか。そして、4大会目に悲願のメダルを狙う上村はどうか。
両者を中心に、選手たちがバンクーバーでどのような滑りを見せるのか、注目される。