マクラーレンはオール・ジャーマン体制となる予定。

　同じくドイツ人ドライバーのニック・ハイドフェルドと噂されている。

　ハイドフェルドはマクラーレンでハミルトンと組むはずだったのが、横やりとも言えるバトン加入でご破算になった遺恨があるとかないとか。

　シューマッハーになるにせよ、ハイドフェルドが走るにせよメルセデスGPは“オール・ジャーマン”体制になる。かつてのグループC参戦時代、ドイツ人とオーストリア人だけで固めたメルセデス・ジュニア・チーム（M・シューマッハー／H-H・フレンツェン／K・ベンドリンガー）を髣髴させるラインナップだ。

最速男キミ・ライコネンはどうなるのか？

　ところで今年のストーブリーグから真っ先に消えたのが一昨年の年間チャンピオンのキミ・ライコネン。

　一時はマクラーレン復帰が囁かれていたが、高額な契約金（フェラーリに違約金を支払わなければならない）が仇となって話は霧散してしまったという。結局2010年はフェラーリからの契約金をもらって1年間休養するようだ。2011年のF1復帰を目指すとのこと。

　もし大逆転があるならメルセデスGPでロズベルグと組む線だろうが、まず無理だと思われる。再来年、ライコネンに残されたシートはどうやらレッドブルあたりになりそう（その場合はM・ウエーバーが抜ける）。

　今年のストーブリーグの火の粉は、はや再来年にまで飛び火しているのである。