セリエA ダイレクト・レポートBACK NUMBER
凋落する名門、ローマとユベントス。
復活を期すふたりのカリスマ新会長。
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byGetty Images
posted2011/04/15 10:30
4月3日に行なわれた31節では名門同士が直接対決。クラシッチとマトリがゴールを決め、ユベントスが2-0でローマを下した
4位から7位までの勝ち点差6。潰し合い必至の情勢に!!
32節終了時点で4位ラツィオから7位ユベントスまでの勝ち点差は6。
後半戦で無敵を誇った5位のウディネーゼは、36節に4位ラツィオとの直接対決を控え、潰し合いは必至だ。
同じ日に6位ローマは首位ミランとぶつかるが、残るカードに難敵はいない。
ユベントスは35節にアウェーでラツィオを叩くことが4位獲りへの絶対条件だ。最終節には、スクデットを諦めないナポリが待ち構えている。
混沌を極める4位争奪戦だが、より切実なのは復活を期す2つの名門だろう。
折しもイタリアは復活祭の間近。若き御曹司とボストンの富豪、復活の機運をつかんで最後に笑うのは、どちらの新会長だろうか。