動画・音声

記事を
ブックマークする

【動画】「優しさが甘さにならないように」順天堂大学・荒牧琢登が語る箱根駅伝3位からの“引き締め”と主将の覚悟「メンバー入りも安泰じゃない」《徹底解剖⑤》

2026/08/19
 箱根駅伝に挑む選手を動画でインタビューする連載「徹底解剖」に順天堂大学のキャプテン・荒牧琢登選手が登場。箱根駅伝で3位になったチームはどのような雰囲気で夏合宿に挑んでいるのか。「3位になったからこそ地に足をつけて」と語る主将が、自らの立ち位置や三大駅伝への思いとともにじっくりと語ってくれた。
 NumberPREMIERでは今季の順大を徹底解剖。春に公開した長門俊介監督玉目陸選手山本悠選手永原颯磨選手に加え、近日中に井上朋哉選手の動画インタビューも公開予定だ。

 今年正月の箱根駅伝。予選会からの出場だった順天堂大は総合3位と躍進を果たした。

「5位以上は確実に獲れる自信はあったんですけど、まさか3位とは。少し出来すぎだった部分が多く、あそこまで行くとは思っていませんでした。“自分たちが強いんだ”って勘違いすることなく、しっかりやるべきことをやって、ちゃんと地固めしながらやっていきたいです」

 今季、キャプテンを務める荒牧琢登(4年)は気を引き締め、チームを先頭に立って引っ張ってきた。その上で、前回メンバーが9人残る今季は、箱根駅伝「総合優勝」を目標に掲げている。

photograph by Nanae Suzuki
photograph by Nanae Suzuki

 インタビューが行われた8月上旬、順大は菅平高原で合宿中だった。

「夏合宿に入って、自分が4年間在籍したなかで一番感覚も良いですし、チームの雰囲気もすごくまとまってきている。昨日は30km走をやって、一昨日は1000mを10本やりましたが、(設定タイムから)離れる選手がほとんどいなくて、一次合宿のスタートとしては本当に良い滑り出しになっています」

 荒牧が順大に入学したのは、今や世界で活躍する3000m障害の日本記録保持者・三浦龍司(SUBARU)が最終学年を迎えた年だった。同期には5000mの高校記録保持者・吉岡大翔がおり、その年の順大の注目度は高かった。

 ところが、迎えた第100回箱根駅伝では総合17位と苦戦。まさかのシード権を失う結果に終わった。そんな「どん底」から始まり、着実に実績を重ねて、ついに箱根駅伝の頂点を目指すチームになった。

 荒牧は、2年時の箱根駅伝で8区9位とまずまずの走りを見せながらも、3年生だった昨年度は前半シーズンに仙骨の疲労骨折。その後も腰痛に苦しみ、思うように走れない時期が長かった。そんな状態だったため、駅伝シーズンは出番がなかった。

2年時に同級生・吉岡(左)から襷を受けて8区を走っている photograph by JMPA
2年時に同級生・吉岡(左)から襷を受けて8区を走っている photograph by JMPA

「箱根では5区と9区で給水をやらせてもらったんですけど、(3位という結果は)うれしい半面、やっぱり悔しさもあって、素直には喜べていないというのが正直な感想です。自分はメンバーにも入れなかったわけで、ずっと歯痒さを感じていました」

 チームの好成績にも、素直に喜ぶことができないというのが本音だった。それだけに、ラストイヤーにかける思いは強い。

「今年はキャプテンになったので、気持ちを入れ替えてしっかりやっています。腰痛も完治し、何も問題なく走ることができています」

 今季の前半戦は、トラックでは5000m13分台、1万m28分台を確実にマークし、6月27日の男鹿駅伝では6区4位とまずまずの走りを見せた。そしてその男鹿駅伝で勝負シューズに選んだのが、ニューバランスの新しい厚底レーシングシューズ「SuperComp Elite v6」だ。

「前作のv5からレースで履いていますが、前作と比べて反発力もフィット感も向上しているし、軽くもなっています。スピードが出しやすくなって、よりレースで使いやすくなったと思います」

 荒牧がレーシングシューズに特に求める要素は、“軽量性”と“後半の足持ち”だ。

「反発が強いシューズが良いって言う人もいますが、僕の場合、反発が強すぎると、自分の足で押したい時にリズムが狂ってしまいます。その点、ニューバランスのシューズは、適度な反発とクッション感なので自分のリズムで行きやすい。それが後半の足持ちが良い理由なのかなと思っています」

愛用するNB「SuperComp Elite v6」を持って
愛用するNB「SuperComp Elite v6」を持って

「吉岡が声出しをしていたけど」キャプテン就任の経緯

 動画では、以下のようなトピックについても語っている。

  • 箱根3位は出来すぎ?「だからこそ地に足をつけて」
  • 「吉岡が声出しをしていたけど」キャプテン就任の経緯
  • メンバー外だった箱根駅伝を見て思ったこと
  • 前年度キャプテン「石岡先輩」から学んだこと
  • 4年生は力ある学年「でも優しさが甘さになってしまってはダメ」
  • ジョグで履き分ける2種類のシューズとは?
  • 大学三大駅伝の個人的目標「走りたいのは…」
  • 箱根は優勝を狙う「でも自分は箱根メンバー入りも安泰じゃない」

 今季の順大は『覚悟』をチームスローガンに掲げる。

「2月に4年生だけの合宿があって、そこで今年の流れや、チーム目標、スローガンを決めます。全員で考えて『覚悟』に決まりました」

 今季の順大は箱根経験者が多く、新しい戦力も出てきており、チーム内の駅伝メンバー争いは昨年以上に厳しくなりそうだ。主将としてはうれしいことだが、選手としてはもちろん、厳しいメンバー争いを勝ち抜いて、高い目標を叶えるつもりだ。(8月6日取材)

菅平で行われたニューバランスのイベントにて長門監督(左)らと
菅平で行われたニューバランスのイベントにて長門監督(左)らと

※配信画面は、NumberPREMIERにご入会いただき、ログインをしていただくと本ページ上部に表示されます。他の動画も見放題、記事も読み放題です。

特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Nanae Suzuki

0

0

0

このシリーズの動画を見る

もっと見る
関連
記事