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【動画】「もう走りたくないというか…」明治大学・大湊柊翔が語る学生連合での“出場回避”とラスト箱根駅伝への手応え「陸上は一区切り、終わりです」《徹底解剖②》

2026/10/03
 箱根駅伝など大学駅伝に挑む選手を動画インタビューで掘り下げる「徹底解剖」シリーズに、箱根駅伝予選会での復活を期す明治大学が登場。
 第2弾は“ダブルキャプテン”の1人、大湊柊翔選手。1年時に箱根駅伝1区8位と好走しながら、その後はその舞台に立てていない。最後の箱根駅伝を目指す大湊が、これまでの歩みと現在地、そして意外な未来を語った。<大志田秀次監督のインタビューは公開中。近日中にもう1人の“キャプテン”綾一輝選手の動画も公開予定です>

「なんかもう、悔しいだけでは表せなかったですね。陸上……もう走りたくないというか。妥協なく、自分のできる最大限は全部したつもりだったので、なんで今なんだろうっていう思いもありましたし。予選会の後に自分が『主将をやりたい』って言ったのに、もう走りたくないというか、自分の中に陸上を入れたくなかったというか——」

 前回の箱根駅伝。関東学生連合チームの4区に出走予定だった大湊柊翔は、1月2日を新潟の実家で迎えていた。

photograph by Yuki Suenaga
photograph by Yuki Suenaga

 新潟市立小針中学校で本格的に陸上を始め、3年時には1500mと3000mで全中に出場。高校は親元を離れ、福島県の強豪・学法石川へ進んだ。全国高校駅伝には1年時から3年連続で出走。5000mでは13分54秒51を記録し、全国でも上位の力を持つ選手として明治大学に進学した。

 大学でも、箱根駅伝出走の夢はすぐに実現した。1年時、第100回箱根駅伝の1区に抜擢されると、区間8位。初めての箱根で堂々たる走りを見せる。

 しかし2年時、明治大学は予選会12位で本戦出場を逃す。3年時もチームでの出場はかなわなかったが、大湊は関東学生連合チームに選出。さらにその中で選考を勝ち抜き、第102回箱根駅伝の4区に登録された。やっとの思いで、箱根路に戻る切符を手にしていた。

 ところが、本番前日に体調を崩した。胃腸炎のような症状で食事もとれない状況だったという。結局当日のメンバー変更で、2度目の箱根出走はかなわなかった。

 応援に来ていた家族に連れられて帰った新潟の実家。テレビに箱根駅伝が映ることはなかった。大湊の気持ちを察し、家族もつけなかったのだそうだ。後に両親からは「死人みたいだった」と言われた。

 家族は「まだ終わっていない。あと1年ある」と毎日のように声を掛けた。その支えを受け、大湊は少しずつ立ち直った。キャプテンとして迎えた最終学年。シーズン途中からは綾一輝もキャプテンに加わり、現在は“ダブルキャプテン”としてチームを率いている。

photograph by Yuki Suenaga
photograph by Yuki Suenaga

 10月17日に行われる箱根駅伝予選会に向けては、自身の状態だけでなく、チーム全体の成長にも手応えを感じている。

「昨年よりも練習の消化率が高く、設定ペースについていける人数も増えています。ポイント練習では一人ひとりが声を掛け合えていて、チーム全体の底上げができていると感じます」

陸上競技からは引退…その理由は?

「大学で陸上は一区切り、終わりです」

 複数の実業団から声をかけられ、競技を続ける道もあった中、迷った末に一般就職を決めたという。

「陸上を始めたときから、箱根駅伝への憧れがすごく強くて。大学を卒業した後の目標はなんだろうと考えたときに、箱根駅伝以上に本気で取り組めるものが思い当たらなかったんです。箱根駅伝は自分の陸上人生全部を懸けて挑む大会だなって」

 競技を離れる理由は、それだけではない。動画では、その理由や、“ダブルキャプテン”体制になった経緯、大志田秀次監督の就任後に生まれたチームの変化、さらには最後の箱根駅伝に懸ける思いを語っている。

大志田監督就任で変わったこと

 動画では以下のようなトピックについて話をしています。

  • 夏合宿の手応えと現在のコンディション
  • 「背中で引っ張る」キャプテンとしての役割
  • 綾一輝との“ダブルキャプテン”体制になった経緯
  • 大志田秀次監督の就任で変わった練習と生活
  • 昨季を上回る練習の消化率——箱根駅伝予選会への手応え
  • 出走がかなわなかった前回の箱根駅伝
  • 「自分って、何者でもないなって」大学で競技を終える理由

 予選会を「これまでの自分を見せる大会になると思っています」と話す。競技生活最後の箱根駅伝出場を懸け大勝負に挑む大湊柊翔のインタビューを、ぜひ動画でご覧いただきたい。(9月17日取材)

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