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【動画】「絶対に超えられない存在ではない」永原颯磨が語る“先輩”三浦龍司、サンショー高校記録、そして箱根駅伝8区「区間新を出したかった」《徹底解剖:順天堂大学2026④》

2026/03/20
 箱根駅伝に挑む選手を動画でインタビューする連載「徹底解剖」に順天堂大学・永原颯磨選手が登場。3000m障害の高校記録保持者として大きな期待を集める20歳は、箱根駅伝でも見事な走りで、その力量と才能を駅伝ファンに改めて示した。大学生活も折り返し地点、世界の舞台を見据えるランナーに現在地を聞いた。
 NumberPREMIERでは順大を徹底解剖。長門俊介監督玉目陸選手山本悠選手の動画インタビューも公開中だ。

 それは有言実行の高校記録だった。

 三浦龍司(SUBARU)の活躍によって多くの人に認知されるようになった3000m障害、通称「サンショー」。この種目の高校記録を持っているのが永原颯磨だ。長野・佐久長聖高3年時の6月に三浦が持っていた従来の記録を塗り替えると、真夏のインターハイでそれをさらに更新する「8分32秒12」を出した。

 実は、永原が3000m障害を「やりたい」と志した時に、高見澤勝監督が出した条件が「高校記録を樹立すること」だった。

「『5000mをやってほしい』というのが監督の意見だったんですけど、自分はどうしてもサンショーをやりたかった。結局『高校記録を塗り替えるなら』っていう条件で、やらせてもらいました」

photograph by Takuya Sugiyama
photograph by Takuya Sugiyama

 その時期は、まさに順大時代の三浦がスターダムへと駆け上がっていくタイミング。その三浦が持つ偉大な記録を塗り替えることを条件に出されても、永原は目を背けることはなかった。

「高校3年間のタイムの伸び幅は自分でびっくりするぐらいでした。試合に出る度にタイムが伸びるのが当たり前のようになっていましたから」

 大学入学後はレースで思い通りに走れないことも増えた。それでも1年目、2年目と着実に自己記録を伸ばし、2024年に開催されたU20世界選手権では5位入賞、昨年の日本インカレでは学生チャンピオンに輝いた。

 永原は“世界”が身近に感じられる環境にある。なぜなら三浦が、母校の順大を活動拠点としているからだ。“世界のミウラ”のすごさには圧倒されるという。

「練習とかでもちょいちょいご一緒する機会がありますが、本当に壁を感じるというか、今のままでは勝てないなって。でも、絶対に超えられない存在みたいな感じではないです」

 その言葉の真意は、どんなところにあるのか……動画で確かめて欲しい。

“駅伝男”の顔も持ち合わせている

 永原は駅伝でも絶対に欠かせない戦力だ。佐久長聖高校時代は、2年連続で都大路のエース区間1区を担い、区間2位、区間4位と、いずれも快走。チームも2年時が準優勝、3年時が日本一と大きな成果を挙げており“駅伝男”の顔も持ち合わせている。

 大学に入ってからは20km超の距離への適応に苦戦したが、今回は箱根駅伝の出走を勝ち取った。トラックを得意とする選手は往路のイメージが強いが、永原が起用されたのは復路の8区。遊行寺の上り坂が後半区間にある難しいコースを区間3位で走り切り、チームを6位から5位に押し上げる活躍。見事に役割を果たした。

「ポイント練習でも比較的リズムよくというか、淡々と走れるタイプだったので、スピードで押すってよりも、ある程度のペースでしっかり押していけるし、上りもあるので、個人的には8区は向いているんじゃないかなって思っています」

 その快走には確かな「裏付け」があり、永原は自信を持ってレースに臨んでいたという。その「裏付け」も取材では明かしてくれた。

photograph by Yuki Suenaga
photograph by Yuki Suenaga

吉岡大翔は「小学生の頃からチームメイト」

 このほか動画インタビューでは、以下のトピックについても語っている。

  • ロードシーズンの締めくくりは丸亀で
  • 長い距離にも苦手意識なし
  • 3000m障害への向き合い方
  • 駅伝とサンショーの相互作用
  • 初めての箱根駅伝は8区、自己採点は?
  • 佐久長聖高時代のチームメイトからの刺激
  • 息抜きの時間にしていること
  • 個性派ぞろいの順大2年生の中での立ち位置
  • 吉岡大翔は「小学生の頃からチームメイト」

 3000m障害も駅伝も、高いレベルでマルチに活躍する永原の人柄が伝わる25分のインタビュー。ぜひご覧ください(2月4日取材)

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