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【動画】「俺が天下を取る、ぐらいでやらないと」玉目陸が語る“個性派”2年生の素顔と憧れた東海大エース「5歳の時に箱根駅伝を見て…」《徹底解剖:順天堂大学2026②》

2026/03/18
 箱根駅伝に挑む選手を動画でインタビューする連載「徹底解剖」に順天堂大学・玉目陸選手が登場。前回大会でルーキーながらエース区間の2区を任された大器は、今大会は復路7区に「切り札」として出走すると、区間2位の走りでチームを勢いづかせた。明るく、ムード―メーカー的な役割も担う2年生は、箱根駅伝「優勝」を見据え、力強い言葉で未来を語ってくれた。
 NumberPREMIERでは順大を徹底解剖。公開中の長門俊介監督に続けて、近日中に山本悠選手、永原颯磨選手の動画インタビューも公開予定だ。

 第100回箱根駅伝で17位に終わり、予選会からの再出発となった順天堂大学に、2024年の春、強力なルーキーズが加わった。「彼ら」は順調に力を付け、2年生になった今季、箱根駅伝に6人が出走。そして、チームは2年連続のシード落ちから3位へと大躍進を果たした。

「(2年生の)みんなが足並みを揃えて良い結果を出すということがなかなかなかったんですけど、今回はみんな、しっかり自分の仕事を果たせました。ここからどんどん上がっていけると思っています」

 この学年で真っ先に頭角を表した玉目陸が、今回の箱根駅伝を終えて、こう振り返る。

photograph by Takuya Sugiyama
photograph by Takuya Sugiyama

「入学した時から、僕は結構生意気な後輩だったと思います。(箱根で)17位のチームだし、1年目から“俺が天下を取る”ぐらいでやらないとダメでしょ、って思っていましたから。その勢いと、ちょっと生意気な気持ちだけで関東インカレは走っていました」

 関東インカレで、1年生にして1万mの代表選手に抜擢された玉目は28分13秒67(順大歴代3位*当時)の好記録をマークし、8位と大健闘。エース格の先輩に先着しただけでなく、他校のエース級に割って入って入賞を勝ち取ったのだ。12月の甲佐10マイルでは実業団勢をも破って優勝を果たすと、初の箱根駅伝では1年目から2区を任された。区間16位と洗礼を浴びたものの、上々のルーキーイヤーを送ったと言っていい。

 しかし、2年生になり思わぬ不振に陥ってしまう。

「2年目は、1年目を超えていく走りをしようと思っていたんですけど、記録をどう伸ばしていくか、その捉え方を見誤ってしまい、ちょっと苦しみました」

 ケガや体調不良があったわけでもないのに、もどかしい日々を過ごした。10月の箱根駅伝予選会は、本来であれば稼ぎ頭になるべき存在だったが、チーム内10番目の113位。そして、その2週間後の全日本大学駅伝は8人の出走メンバーから外れた。

 だが、その伊勢路で仲間たちが奮闘。予選会からの連戦にもかかわらず、順大は8位に食い込みシード権を獲得したのだ。

「僕は付き添いでしたが、テレビで見ていてワクワクしましたし、みんなの走りにビックリしました。終わった後にみんなで喜び合ったことで、責任感を感じて硬くなって走るよりも、みんなで笑い合えるような走りがしたいなって思いました」

 根っからの明るさこそが玉目のトレードマーク。チームみんなで成功を喜びあったことが、“楽しんで走る”ことの大切さを思い出させてくれた。ここから玉目は調子を取り戻していく。

 箱根駅伝では、父・隆博さんも日体大4年の時に走った7区を担い、区間2位と快走。順位は1つ上げただけだったが、チームにはっきりと勢いをもたらした。

平塚中継所で8区・永原に襷を繋いだ玉目 photograph by JMPA
平塚中継所で8区・永原に襷を繋いだ玉目 photograph by JMPA

「僕、本当に箱根駅伝が好きなんです」

 きっぱりとこう言い切る玉目が、箱根駅伝に関心を持ったのは5歳の時だったという。父・隆博さんは日体大で3度箱根駅伝に出場しており、伯父・本川一美さんは順大で4年連続2区を担ったレジェンドランナー。箱根駅伝が身近な環境で育った玉目が、父や伯父も駆け抜けた舞台を目指すのは必然だったのだろう。

 そう思いきや、5歳の玉目少年の心をガッチリ掴んだのは、2011年の第87回大会の2区でごぼう抜きを見せたあの名選手だったーー。

同期の中でムードメーカーは「自分と…」

 このほか動画インタビューでは、以下のトピックについても語っている。

  • 丸亀で1時間0分56秒の自己新
  • 箱根駅伝の自己評価は…!?
  • ルーキーイヤーの活躍
  • 2年目のスランプ、原因は?
  • 高校時代のチームメイトに学ぶ王者・青学大の哲学
  • 第103回箱根駅伝は「勝ちに行く」
  • 「同部屋」吉岡大翔先輩と自分の違いは?
  • 同期の中でムードメーカーは「自分と…」

 順大の最後の箱根駅伝総合優勝は2007年の第83回大会。玉目が箱根に興味を示すよりも前のことだが、本人は「全力で勝ちに行く」と断言してくれた。今回の3位をステップに、20年ぶりの総合優勝は視野の内にある。(2月4日取材)

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