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「7割がドローを選ぶと思う」仁平美来はなぜランバックを選んだのか… 号泣のカーリング日本選手権を振り返る《北海道銀行リラーズ/前編》

2026/09/28
Number1150号の巻頭企画「FACE」に登場した仁平美来。紙幅の都合上、雑誌誌面には掲載できなかった本人インタビューの内容をNumberPREMIERオリジナル記事でお送りします。涙の準優勝となった日本選手権・決勝から2カ月、その敗因を分析してもらいました。《後編はこちら》

 6月に行われた日本カーリング選手権決勝。試合終了後の氷の上で、北海道銀行リラーズのスキップ・仁平美来は、顔を覆い「ごめん、ごめん」と声を上げて泣いていた。第10エンドを2点リードで迎え、サードの1投目まで盤石の展開だった試合は1投のミスで暗転。目の前の勝利が手から零れ落ちたのだから無理もない。

 強気の試合運びは将来性を感じさせ、悔し涙は「この選手をもっと知りたい」と思わせる引力があった。大会から2カ月近くたった7月下旬、仁平を訪ねた。

「今は体を大きくするために陸上トレーニングに力を入れています。下半身をしっかりさせて、ショットのウェイトを増やしたり、デリバリーの安定性を高めたりしたいなと思っています。練習がハードなので、終わった後はお腹がペコペコで……いつも以上にごはんがおいしいです(笑)」

一昨年も去年も今年も実力通りの準優勝。

 仁平は大きな目の目尻を下げ、柔らかな笑顔で近況を教えてくれた。首都圏より少し過ごしやすい、真夏の札幌でトレーニングに毎日励み、時間を見つけては銀行員として勤務しているという。アイスブレイクもほどほどに、逆転負けを喫した決勝について水を向けると、昨日のことのように頭に浮かぶのだろうか、答えはすぐに返ってきた。

「札幌に帰ってきてすぐ、決勝の映像を見直したのですが……最後のミスも、運が悪かったんじゃなくて実力不足だったんだなって。試合直後は『悔しい』『勝てると思っていたのに』という気持ちだったのですが、振り返れば一昨年も去年も今年も、3年連続でちゃんと実力通りの準優勝でした」

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photograph by KYODO

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