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【動画】「“ええー!?”って感じでしたね」箱根駅伝10区で快走…帝京大学・鎗田大輝が振り返る“2人抜き”シードの真実と「迷いはない」引退の理由《徹底解剖②》
NumberPREMIERでは世界一諦めの悪いチーム、帝京大学を徹底解剖。公開中の中野孝行監督の動画に加え、チームをまとめたキャプテン・柴戸遼太選手の動画インタビューも近日中に公開予定だ。
「走る前に監督から『自分の走りをすればいい』って声をかけてもらっていました。実際に、5km、10kmと事前に決めていたタイムに沿って走っていたんです。だから、前後の差は正直あまり気にしていなかったですね。僕は結構緊張しやすいんですけど、なぜか箱根の時は冷静さがあったなって」
今年の箱根駅伝で帝京大のアンカーを任されたのが鎗田大輝(4年)だ。4年目にして初めての箱根路。陸上を始めた小学1年生の頃から夢見てきた舞台では、予想外の展開で襷が回ってきた。

チームは往路の序盤で苦戦し、一時はシード権も絶望視された。しかし、3区以降で見事な巻き返しを見せ、鎗田がタスキを受け取った時点で11位まで浮上。シード権ラインの10位、中央学院大とは13秒差、9位の日大にも16秒差と迫っていた。シード権を獲得できるか否か、命運は鎗田に託されていた。
帝京大は復路一斉スタートだったため、実際の走行順では中央学院大も日大も“後方”におり、見えない競争相手を追わなければならない、とても難しい状況だった。
だが、鎗田はなぜか冷静だった。最初の1kmを2分50秒と少し速めに入ると、それ以降は2分57〜58秒の一定ペースを刻む。そして、新八ツ山橋の定点(13.3km)では、シード権圏内の9位に浮上した。
「ラップタイムも想定通りだったので、計画通りだなって思って、少し安心しました」
その後も快調にレースを進め、後続をじわじわと引き離していく。これでシード権も安泰……のはずだったが、思わぬ事態がその後に待ち受けていた。馬場先門の定点(20.1km)で、シード権まで2秒差の11位に後退したという情報が流れ、それは本人にも伝わった。
「もう“ええー!?”って感じでしたね。途中の定点では、帝京大記録も見えると聞いていましたし、自分でも良いペースで走っていると感じていたので、まさかでした。本当に驚きました。でも、言われた瞬間、体がビクってなって、考えるよりも先に体が反応しました。そこからはあまり覚えていないんです。とにかく振り絞ろうっていうのだけを考えて走りました」
それは日本テレビの誤報。鎗田は8番目に大手町にフィニッシュし、順位が確定するまでには時間を要したものの、帝京大は総合9位で3年連続のシード権を獲得。鎗田は10区の帝京大タイ記録となる1時間8分43秒をマークし区間5位で走り切り、11位から2つ順位を押し上げた。
「僕の中では100点満点。今出せる自分の全力は出し尽くしたかなと思います」

中野孝行監督も最大級の賛辞を送る。
「メディアには『東京都庁に就職するから(東京都内がコースの)10区に起用しました』って半分冗談で言っていたんですけど、彼はハーフマラソンは64分台でも、夏にしっかり練習ができていたから10区に置いたっていうのが真相なんですね。4年目の夏からは本当にパーフェクトでした。」
10区の沿道、双子の弟への想い
動画では、10区23.0km激走の詳細、そして大学4年間を振り返りつつ、以下のようなトピックについて触れている。
- 大学卒業後は引退して公務員に「理由は…」
- アンカーの大役を任されて「冷静だった」理由
- 「まさか」高校同期とのシード権争い
- 苦しみ抜いた大学4年間「一番辛かったのは…」
- 3年目の出雲、4年目の飛躍
- チーム内のライバル・山口翔平の存在
- 今年度の帝京が「風通しの良いチーム」になったワケ
- 10区の沿道、双子の弟への想い
- 今後は市民ランナーに「いつかマラソンも」
大学卒業後は東京都庁に勤務する。競技の第一線からは離れることになるが、最初で最後の箱根駅伝で見せた鎗田の力走は、多くの人々の記憶にとどまったに違いない。4年間の青春と強い思いがギュッと詰まった27分のインタビュー、ぜひご覧ください。(2月25日取材)
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