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「今年の競馬界の主役になってほしい」北村友一と天皇賞に殴り込む“中距離王者”クロワデュノールを“長距離の達人”アドマイヤテラ、昨年王者ヘデントールは止められるか?
いつもより熱い春――。ゴールデンウイークのメインカードが、にわかにヒートアップしてきた。
大阪杯を制したばかりの中距離王者クロワデュノールが“階級”を越えて、伝統の長距離戦へ殴り込んできたからだ。
「底力という点ではNo.1だと思っているので、勝ち切れてよかったです」
満開の桜が彩った4月5日の阪神競馬場。喝采に包まれた北村友一騎手は、馬上で右手の人さし指を青天へ突き立てた。「No.1」を誇示すると、その指を愛馬へ向けて称えた。昨秋の連敗で乗り替わりも覚悟しただけに、王座奪回の喜びは大きかった。
「今年の競馬界の主役になってほしいという気持ちがあるので」
目指すパウンド・フォー・パウンドへ、次に狙うタイトルが第173回天皇賞だ。
木製の御紋付楯を争う淀3200mは、今やチャンピオンロードから外れかねない岐路にある。たとえば'16~'25年の10年間で、前年のダービーを勝って出走したのは'24年タスティエーラ(7着)だけ。'06~'15年の5頭から激減した。スターの不在が課題とされ、距離の短縮を主張する声も飛び交っている。
だからこそ「北十字星」の名を持つダービー馬の参戦は競馬界を賑わせた。発表されたのは、今年初戦を白星で飾った3日後。それまでは示唆すらされず秘されていた。驚いたファンも多かったはずだ。
「完調でなくとも勝つ」のがチャンピオンの責務
ただ、当然ながら急浮上したプランではない。それは大阪杯への臨戦過程からもうかがえた。毎週水曜に重ねた計4回の併せ馬は、前半2回が先行、後半2回が追走。いつもなら、より負荷の強い追走のみで鍛え抜いてきただけに、あえてスパーリングの質を落としているようにも見えた。
プラン紹介
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※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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