プロ初マラソンとなった3月の東京までのプロセス、パリ五輪で抱いた感情、妻・一山麻緒や大迫傑という存在から受ける刺激など、現在の“ランナー鈴木健吾”を構成する様々な要素について、じっくり語ってくれた。<前後編の2本立て/前編はこちら>
「ちょうど日曜日で僕も休みだったので、夕飯をとりながら、テーブルの下でスマホを見て、SNSを追いながらタイムを見ていたんです。(妻には)『全然集中していないね』って言われたりして(笑)」
昨年12月のバレンシアマラソン、大迫傑が鈴木の持っていたマラソン日本記録を更新した。従来の記録が2時間4分56秒で、新記録が2時間4分55秒。鈴木の視点から言えば、ギリギリ更新されてしまったことになる。

大迫のラップタイムは1㎞あたり2分58秒前後で安定しており、さらに前半のハーフ通過が1時間2分41秒だったのに対し、後半は1時間2分14秒だった。
「後半にペースアップしてタイムを上げるっていうのは簡単ではありません。その部分では純粋にすごいな、と」
大迫は34歳、鈴木は30歳。スマホでレース展開を追っていたというが、年上に抜かれることは予想していたのだろうか。
「大迫さんの調子がいいみたいなことを聞いていたのですが、正直、更新されるとは思っていなかったです。若い選手、例えば初マラソンの人に更新されたら、若さっていいなとか、『やっぱり年齢か』となっちゃうかもしれなかった。でも年上に更新されたっていうのは、僕自身、勇気をもらえたと言ったらちょっとアレかもしれませんけど、まだまだ頑張りたいって気持ちになりました」
昨年末、鈴木は大迫と会食。そして1月のヒューストンハーフで自己記録を更新(1時間0分56秒)した直後には、コロラド州ボールダーにある大迫の練習拠点を訪れ、ともに日本のマラソン界を牽引する「ライバル」から多くのことを吸収したという。
「競技以外の部分でもプロフェッショナルだな、と思いました。私も独立して手探りみたいな状態だったので、それは今もそうなんですけど(苦笑)、大迫さんに色々と教えていただきました」
鈴木は大迫から何を学んだのか。「高地トレーニング」というキーワードも飛び出した。
その後、3月の東京マラソンでは終盤まで競り合い、大迫が日本人1位、鈴木が2位となった新旧日本記録保持者の会話の内容については、インタビュー動画でじっくり語ってくれている。

人生最大の「選択」は、プロ転向ではなく…
インタビュー動画・後編では以下のトピックについても話をしてもらっている。ランニングをしながらの「自問自答」の内容なども語ってくれ、迷い、時にためらい、それでも決断をして、前に進んでいく鈴木の姿が浮かんでくる内容になった。
- 「今まで成功していない」高地トレーニング
- 今年は新しい挑戦も…次のマラソンは「秋」?
- 独立する際に「お金」のことは考えた?
- マネージャーが語る鈴木の「楽観主義」
- 人生最大の選択は?「後悔したくなかったので」
- 「僕は炎上はしない」プロとして向き合うSNS
- スポンサー「キユーピー」と一緒に挑戦していきたいこと
- 「やっぱり、かけっこが好き」その言葉の真意は?
- 黒田朝日、平林清澄、吉田響…若手のマラソン挑戦をどう見てる?
プロとしての今後にも大きな期待をいだいた合計50分超のインタビューをこちらの前編と合わせて、ぜひお楽しみください。
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