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<1998戦士対談>谷繁元信×佐伯貴弘「あの頃はみんながライバルだった」

2018/04/10
20年の時を経ても尚、鮮やかに記憶されるチームがある。
マシンガン打線と鉄壁の守備で、38年ぶりの日本一を達成。
主力は軒並み20代後半で、誰もが伸びやかにプレーしていた。
あの熱く輝いた1年の真実を、盟友の二人が語り合った。

――1998年のベイスターズは仲が良くなかった、という話をよく聞きます。

谷繁 周りからはそう見えたかもしれないね。あのチームはみんながライバルで、それぞれが結果を残したいという個人の集まりだったから。誰かが誰かとつるむということもなかったし、自分がやりたいようにやるメンバーが多かった。それが、いざプレーボールがかかると、みんな優勝に目標を置いていた。

佐伯 一人ひとりがパーツとして、権藤(博)監督が運転する車を動かすために機能していましたから。グラウンド外ではバラバラに行動してるし、性格が合う、合わないはあったとしても、それを仕事には持ち込みませんでした。

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photograph by Kazuaki Nishiyama/Hideki Sugiyama

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