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【動画】「町田瑠唯さんやアースさんが…」赤木里帆が語るシックスマンの学び…得点増の裏にBTテーブスの厳しき愛「とにかく打て、と言われ続けて」《富士通レッドウェーブ特集②》
「デンソー(アイリス)は力のある強いチームなので、レギュラーシーズン以上にリバウンドやルーズボールの処理、球際の部分で負けない、泥臭いプレーが大事になると考えていましたし、そこが勝敗を分けると思っていました」
2024-25シーズン Wリーグのプレーオフファイナル。連覇を狙う富士通レッドウェーブ加入4年目の赤木里帆は、並々ならぬ決意でコートに立っていた。
3戦を終え1-2と追い込まれて迎えた第4戦。チャンスを見極めてしっかりアタックし、ボールムーブから全員で攻めるチームバスケットを遂行していた赤木は、両チーム最多タイの14得点を挙げる活躍。さらに2-2で迎えた第5戦では粘り強い動きで堅固な守りの一翼を担いつつ、鋭いドリブルからゴール下に切り込み、30分27秒のプレータイムで、チーム最多となる23得点を記録した。負けたら終わりという崖っぷちで力を発揮し、勝負強さを証明してみせたのだ。

連覇を成し遂げた富士通だが、昨季Wリーグで優勝したことで今季は他チームからのマークも一段と厳しくなっていた、と感じたという。
「町田(瑠唯)さんやアース(宮澤夕貴)さんへのマークが強くなることは予想範囲内でしたし、実際そうでした。ただその分、自分や他の選手のところにスペースが生まれてチャンスになると思っていました」
ファイナル第5戦でも、9本中4本の3Pシュートを成功させるなどチームに勢いをつけた赤木。BTテーブスHCから常々「空いていたら打て」とアドバイスされていたからこそ、ファイナルでも迷いなく打てたと明かす。
入団当初は「シュートを打つことが苦手」
ただ入団当初は「シュートを打つことが苦手」で3Pシュートは課題の1つだった。シュートに対する意識を変えてくれたのが、ほかならぬ指揮官のBTテーブスだったのだ。
「富士通に入った当初は大学と違うスタイルだったのでまずそのバスケに馴染むのが本当に難しかったですね。でも私のバスケスタイルを尊重しつつ、Wリーグで戦っていく上で大切なものを教え続けてくれました」
とくに3Pシュートを打つタイミングは口が酸っぱくなるほど指摘されたと苦笑い。
「シュートフェイクばかりしていたので、BTから練習中によく『次、シュートフェイクをしたらターンオーバーにする』と言われていました。シュートフェイクで抜けてもターンオーバーにされて、自分の中では『なんだよ』って思ったりもしました。でも日ごろの練習からシュートが入らなくても『とにかく打ち続けろ』と言い続けてくださったからこそ、年々、迷いなく打つことができるようになったと思います。BTには本当に感謝しかありません」

富士通での活躍が認められ、初めて日本代表の強化合宿にも参加したが、「まだまだ課題は多い」と猛省する。それはまだまだ伸びしろがあるということだ。
「プレーオフファイナルでは3Pシュートを決めることができたけれど、リーグ、皇后杯なども含めシーズンを通して振り返ってみると、決めるべきところで決められていないところも多々ありました。来季はその波をなくしたいですし、『全員で攻めて全員で守る』という富士通のスタイルをさらに極めていきたいです」
シックスマンとしてプレーして得た「学び」とは?
動画ではいかのような話題について語っています。
- 2024-2025シーズンで痛感した収穫と課題
- シックスマンとしてプレーして得た学びどう活かしたのか
- 試合を重ねる度に「動けていた」ファイナルの自分
- 心掛けていた「チャンス」の活かし方と「重圧」のバランス
- 勝負強さを身につけるために何をしていたか
- ファイナル第4戦で連覇を確信できた理由
- 昨季印象に残った忘れられない3Pシュート
- チームの司令塔・町田瑠唯のすごさと彼女からの学び
昨季はシックスマンとして活躍し、今季はスターターとして抜擢されることも多かった赤木。その率直な想いが詰まった約33分間の動画インタビューを是非ご覧ください。
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