日程の7割を消化し、佳境を迎えたパ・リーグ。プレーオフ進出のカギは、ローテーションを守れる投手が何人揃っているかにかかっている。
球界では、「夏場を経験していない若手投手に、後半戦の期待をするのは酷」とよく言われる。前半戦8勝の八木智哉(日本ハム)や9勝の涌井秀章(西武)などは、その言葉通り、夏場を境に快進撃に陰りが見えてきた。
逆に開幕当初は二軍だったが、夏場に一軍に上がってローテーションの一角に食い込んでくるピッチャーもいる。西武のルーキー、松永浩典がその典型だ。8月3日のロッテ戦で初勝利をあげると、10日のオリックス戦は7安1失点の初完投をやってのけた。どこのチームも台所事情が苦しくなってきた時期。伊東勤監督にしてみればこんなに嬉しいことはないだろう。
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