今年初の紅白戦、最初の2打席で慎重にボールを見極めて四球を選んだ。それが大ブレークの兆候だったのかもしれない。2つ目を選んだとき、ネット裏に陣取っていたメッツ番記者からは驚きの声さえ上がった。ホセ・レイエスは、きたボールは何でも振ってしまう典型的なフリースインガー。昨年、161試合に出場しながら、わずか27四球。抜群のスピードで60盗塁、初の盗塁王に輝いたものの、出塁率.300は1番打者として合格には程遠いものであった。
「今年の目標はとにかく塁に出て、できるだけホームにかえって、勝利に貢献すること」
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photograph by Yukihito Taguchi