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「守田の発言は、心からウェルカムです」日本代表・森保一監督が栗山英樹との対談で明かしたチーム操縦術「選手選考もコーチを含めた多数決」《新連載:ジャパンメソッド》
森保一メソッド Method
- 代表監督にとって「見る」ことは一番大切。
- 優先順位の1番は、チームのため。そして、日本サッカー界のため。
- 試合に出る・出ないに関わらず、日本代表で活動すること自体が絶対に成長につながる。
◇ ◇ ◇
栗山 今日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
森保 こちらこそ。栗山さんに久々にお会いできるのを楽しみにしていました。
栗山 僕は森保監督がW杯でドイツやスペインを破る姿から刺激をもらってWBCに乗り込めました。僕の監督業はWBCで終わりましたけど、森保監督は再びW杯に挑戦しようとしています。サッカーは欧州でも多くの選手がプレーしているので、動きをチェックするだけでも大変ですよね?
森保 今では100人前後の日本人選手が欧州でプレーしていますからね。水曜や週末はできる限りJリーグの会場に足を運んで、移動中も、自宅でもとにかく映像を見まくります。コーチ陣でグループ分けをして担当してもらい、僕は全体をカバーしながら見ることで二重のフィルターをかけながら選手選考につなげています。

栗山 選手にとっても嬉しいですよね。評価を口で言うのは簡単だけど、実際に見た上で伝えるのとでは、捉え方も違うはず。
森保 代表監督にとって「見る」ことは一番大切かなと思っています。選手選考についてはもちろん主観も入ってしまうので、常に公平とは言えないかもしれません。でも、可能な限り自分の目で見て、ベストな選手を選ぶことはベースです。選手たちには「選ばれた」ではなく、「選ばせた」と自信を持ってほしいですね。
森保監督がコーチ陣変更に込めた意味
栗山 カタールW杯後、コーチ陣にも変更がありましたよね。名波浩さん、前田遼一さん、最近では長谷部誠さんも加わりました。この人選は、森保監督が「この人と一緒にやるぞ」と感じて決めたんですか。
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※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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