栗山 あらためてVNL(バレーボールネーションズリーグ)での銀メダル獲得、おめでとうございます。
眞鍋 ありがとうございます。大会中もメッセージをいただいて。
栗山 感動のあまり、思わず送ってしまいました。じつは僕、中学生の頃にバレー部に入っていたんですよ。だから、ファンの方と同じように、ドキドキ、ワクワクしながら見ていました。今回はオリンピックの切符がかかっていたわけですけど、出場が決まったときはどんなお気持ちでしたか?
眞鍋 ホッとしたという一言に尽きますね。2年半前に女子代表監督に再就任してから、パリ五輪の出場権を獲得するのが最大の目標でしたから。
栗山 僕もWBCで経験がありますが、日本代表の監督というのは特別な重圧がかかりますよね。
眞鍋 日々変わる世界ランキングを気にしながらの戦いだったので、ずっと寝不足の日々が続きました(苦笑)。
身長が低くても勝てることを、少しは示せたかな。
栗山 世界を転戦して、時差もあるから大変ですよね。我々としては、最初のトルコ戦からすごい試合を見せてもらって、「いけるぞ!」と感じたんですけど、チームの雰囲気はどうだったんですか。
眞鍋 トルコはあの時点の世界ランキング1位で、昨年の五輪予選でも負けている相手。しかも、今回はアウェーでの戦いでした。逆に、ここで勝てば波に乗れると考えていたので、開幕戦にピークを合わせていました。あの試合をフルセットでものにしたのは大きかったですね。
栗山 そこから快進撃が始まって、五輪出場を決め、さらには決勝戦まで勝ち上がりました。バレーって身長の高さが重要な競技じゃないですか。そこで日本が世界一を争うというのは、本当にすごいことだと思うんです。
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