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「純血主義に固執せず」宿敵・韓国代表にはなぜ韓国系アメリカ人選手が大量参加しているのか?「一つを選べというのは残忍な質問だが…」《インサイドレポート》
2026/03/07
WBCは3大会連続で1次ラウンド敗退。近年は日本に勝てていないが、今大会はメジャーリーグからKBOまで若きスターが勢揃い。失われた誇りを取り戻すべく決戦に挑む。(原題:[宿敵の現状]韓国「名誉のための現実直視」)
韓国野球界は今、かつてないほど奇妙なコントラストの中にある。国内に目を向ければ、プロ野球のKBOリーグ(韓国プロ野球)は空前の大活況。観客動員数は2024年に史上初めて年間1000万人を突破し、昨年はそれをさらに上回る1230万人に到達した。国民の4人に1人が球場に足を運んでいる計算になるほどで、中継権料も地上波3局とオンライン配信を合わせて年間約1000億ウォン(約110億円)に達し、選手年俸も右肩上がり。4年151億ウォン(約16億円)の大型契約が飛び出すなど、まさに「国民的スポーツ」を謳歌しているかのように見える。
しかし、その熱狂とは裏腹に、国際舞台に挑む韓国代表は不甲斐ない結果を続けてきた。とりわけ、今日のプロ野球人気の火付け役とも言えるWBCでは、'13年、'17年、'23年と3大会連続で1次ラウンド敗退。国内でどれほど人気を博し、選手たちの年俸が高騰しようとも、WBCになると格下と見なされたオランダ、イスラエル、オーストラリアに足をすくわれ、そのたびに「バブルに溺れるKBO」「国際競争力なき“井の中の蛙”」と冷笑されてきた。
それだけにKBOも強い危機感を抱き、'23年7月から改革に着手。「チームコリアのレベルアップ・プロジェクト」と名付けられた取り組みのもと、ピッチクロックや延長タイブレークの導入、代表チームの専任監督の復活と強化試合の実施など、'26年WBCを見据えた準備を進めてきたが、今回のチームの最大の目玉となるのは、韓国系アメリカ人選手の大量参加だろう。
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photograph by Nanae Suzuki
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