2010年南アフリカワールドカップで指揮を執った岡田武史は、長谷部誠を代表でもボランチとして定着させ、本大会直前にはゲームキャプテンに指名。そのリーダーシップを引き出した「名キャプテン長谷部」の生みの親でもある。
キャプテンに指名したのは、チームに元気がほしかったから。
南アフリカワールドカップの直前にゲームキャプテンにハセを指名したのは、あのときのチームには落ち着きよりも元気が欲しかったから。声を出せて、鼓舞できて、そして若いということもあって、じゃあ長谷部で行こうと決めた。
グループステージ最終戦のデンマーク戦でアイツが競り合ってPKを取られたときは“勘弁してくれよ”と思った(笑)。でもあの大会は攻撃も守備も本当にハードワークをしてくれたし、何より元気よくやってくれた。
南アフリカ以降、日本代表のキャプテンを長く務めて、集まってはすぐに解散する日本代表を一つのチームとして世間から認識してもらえるようにしたのは彼の功績と言っていいと思う。
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photograph by SANKEI SHIMBUN