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「やっぱりトップ下が一番楽しい」若き長谷部誠は、なぜ司令塔にこだわったのか?【浦和レッズでの葛藤と飛躍】 

2024/06/17
最後のトップ下起用となった'07年のクラブワールドカップ

「また戻っちゃいましたよ。トップ下でやらせてほしいって監督には何度もお願いしてるんだけど、『ハセはボランチが一番向いている』っていつも言われちゃうんですよね」

 清水エスパルスとの第5節で2005年の初得点を挙げた長谷部誠だが、試合後の雑談中も煮え切らない表情で首をかしげた。前節のガンバ大阪戦でトップ下を任されたというのに、1試合で“定位置”に逆戻りしたからだ。

レッズではボランチ141試合、トップ下44試合。

 浦和レッズ在籍中の6年間で、長谷部は公式戦191試合に先発。ボランチを144試合、トップ下を44試合担当し、左ウイングバックと左の2列目も1度ずつこなした。'04年のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)大分トリニータ戦では、永井雄一郎とびっくり仰天の2トップを編成したこともあった。

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photograph by J.LEAGUE

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