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「真の主将はマルディーニと長谷部だけだ」長谷部誠が恩師から絶対的“信頼”を得られた理由【番記者のマイベストメモリー】

2024/06/16
アジア杯準々決勝で勝利し喜ぶザッケローニと長谷部

 長谷部誠にはのべ何百時間にもわたり話を聞かせてもらったが、「彼が大切にするものに触れられた」と感じた瞬間がある。

「本物のキャプテンと言えるのはマルディーニと長谷部だけだ」

 2014年W杯でグループリーグ敗退が決まった翌日。長谷部は「結果が出せなかった責任は選手にある」と、批判を受け入れる覚悟を真っ先に口にしていた。

 一方、当時のザッケローニ監督については、「結果が出なかったときには選手のせいにせず、常に『自分の責任だ』と言ってくれた。監督は素晴らしい人間性を持っていたので、一緒に戦えなくなるのは残念」と語っていた。

 そこで筆者は、「監督からの信頼をどのように感じ、どう表現しようとしてきたのですか?」とたずねた。そこで長谷部が「これは話していなかったと思うんですけど」と前置きした上で、明かした話がある。

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photograph by AFLO

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