#1042
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[年表で振り返る快走史]エースで読む箱根駅伝1991-2021

2021/12/17
'95年、2区の渡辺。引退後は早大の指導に携わった
1982年大会から箱根駅伝を取材し、「生き字引」と称される筆者がセレクト。この30年の箱根路を駆け抜けた、記録と記憶に残る76人のエースたちを一挙に紹介!

●1991年 優勝校:大東大

[エース1]
奈良修(大東大2年)
4年連続5区の「山上りのスペシャリスト」。前年は1年生で区間賞、この年は追う中大に4分差をつけた

[エース2]
大津睦(大東大4年)
目立つ選手ではなかったが、安定感のある走りで箱根連覇、初代「学生駅伝三冠」に貢献。3区で4人抜き

●1992年 優勝校:山梨学大

[エース1]
本川一美(順大2年)
4年連続2区。この年はオツオリを含む8人抜きで一時首位に。翌年は故障に苦しみ、区間最下位に沈んだ

[エース2]
J・オツオリ(山梨学大4年)
初優勝に貢献したケニア人留学生第1号。4年連続2区で区間賞3回。唯一敗れたのが、順大の本川だった

●1993年 優勝校:早大

[エース1]
武井隆次(早大3年)
國學院久我山高時代に高校生初の5000m13分台。1、2年は1区。3年は7区で早大8年ぶりVの立役者に

[エース2]
広瀬諭史(山梨学大4年)
眉をしかめ肩を振り、全身を使って山を駆け下りた。後に早大の逆転を許したがトップで7区に襷を渡した

[エース3]
櫛部静二(早大3年)
“箱根の櫛部”といえば1年時2区のブレーキが印象的だが、この年は1区の区間記録を1分13秒も更新した

●1994年 優勝校:山梨学大

[エース1]
S・マヤカ(山梨学大2年)
4年連続で2区担当。先頭の早大・花田を13km手前で追い抜き、11年ぶりとなる区間タイ記録で走り切った

[エース2]
尾方剛(山梨学大2年)
10区で2位に1分39秒差の区間賞。その後長く不振が続いたが、'05年の世界陸上マラソンで銅メダルを獲得

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photograph by JMPA

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