#1015
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カロン・バトラーが八村塁を語る「1年目の成長速度に驚かされた」~オールスター選手の視点~

2月のバックス戦ではアデトクンボ相手に守備で奮闘。2年連続MVPをファウルアウトに追い込んだ
コロナ禍での中断、BLM運動の高まりなど、イレギュラーなことが頻発したルーキーシーズンだった。故障離脱もありながら奮闘した八村の評価を、大学時代から見続けてきたウィザーズOBに聞いた。

 ルーキーシーズンの塁は素晴らしかったと思う。NBAでも即戦力になり、1年目の選手ながら成熟したパフォーマンスが印象に残っている。

 ボールハンドリングが上手いし、シュート力もある。ルーキーとしてはパフォーマンスが安定していたのも大きかった。2019-'20シーズンにデビューした中ではトップ4、5に入るルーキーだったし、オールルーキー1stチームに入るべきだったと今でも思っている。

 私は塁がウェスト・コースト・カンファレンス(WCC)のゴンザガ大でプレーしていた頃から注目していて、カレッジ時代も彼がすごい速さで成長するのを見ていたから、ウィザーズですぐに活躍しても驚きはしなかった。ゴンザガでの3年間でシステムに適応し、チームの一員としてボールをさばけるようになった。スコアラーとして成功し、最終的にはゴー・トゥ・ガイ(切り札)としての自分を確立した。3年生時にはWCCだけでなく、もう全米でも5本の指に入るような選手になった。そういった姿を見ていたから、NBAでも成長が止まるとは思わなかったんだ。

「塁の成長の速さには感心させられた」

 塁が所属するウィザーズはスモールボールを多用するチーム。塁は主にSG、SF、PFでプレーしたが、76ers戦ではセンターに入り、オールスター選手のジョエル・エンビードとマッチアップしたこともあった。股関節のケガで多くのゲームを休んだ期間を除き、様々なポジションで多才さを示してくれたことは心強かった。

 ブラッドリー・ビールを除けば、塁がチームのベストプレーヤーだった時期もあった。主力として立派に働いたことは、得点、リバウンドなどの数字にも表れている。昨季を通じて塁はビールの隣りでプレーすることで多くを学んでいた印象がある。このリーグには様々な種類のスーパースターがいるが、その中でも聡明なビールは若手が一緒にプレーし、何かを学んでいくのには最適の選手だ。

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photograph by Getty Images

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