日本人初の100m9秒台突入で沸き立つ陸上短距離界にうれしい続報が舞い込んだのは、桐生祥秀が9秒98(追い風1.8m)の歴史的日本新記録を樹立した日本インカレからわずか15日後の9月24日だった。
大阪・ヤンマースタジアム長居で行なわれた全日本実業団対抗選手権の男子100m決勝で、リオデジャネイロ五輪男子400mリレー銀メダルメンバーの山縣亮太(セイコーホールディングス)が、追い風0.2mながら10秒00の好タイムをマークしたのだ。
伊東浩司・日本陸連強化委員長が'98年に出したタイムと並ぶ日本歴代2位の好記録。自己ベストを0秒03更新した山縣は、「スタートから自分のレースができた。僕にもプライドがある」と胸を張った。
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