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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
全日本大学駅伝“圧勝”で《強すぎる早稲田》に懸念はあるか…それでも指揮官が警戒する「箱根駅伝のワナ」とは?「チーム内の争いも大事ですけど…」
posted2026/11/04 17:02
全日本大学駅伝を圧勝で制した早稲田大学。一方で、指揮官の花田勝彦監督は「箱根は別物」と気を引き締めた
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph by
Yuki Suenaga
今季の大学駅伝で2冠を達成している早稲田大学。ここまでは圧倒的な強さを見せてきているが、果たして最大の大舞台である箱根駅伝に向け、チームに死角はあるのだろうか?選手と監督に聞いた。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
今季の早大は、駅伝シーズンを迎える前から、確かに前評判は高かった。
とはいえ、蓋を開けた時にこれほど圧倒的とは、多くの人の想像を超えていたのではないだろうか。
どんなに前評判が高くても、本番で額面通りの力を発揮できるとは限らない。
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だが、早大の選手たちは、トラックシーズンの勢いそのままに、駅伝シーズンも席巻した。トラックでの勢いをさらに加速させた印象さえある。
なぜ早大の選手たちは、前評判通りの走りを見せることができたのか。
そのヒントは、全日本の優勝会見での花田監督の言葉にあった。
「選手たちに言っているのは、もちろんチーム内の争いも大事ですけど、本番に向けて消耗してしまっては仕方がない、ということです。
私自身が学生時代に消耗してしまった経験があったので、メンバーに選ばれたら最後の調整では自分がベストな状態でスタートラインに立てる状態を作ってください、と言っています」
花田監督が活かす「かつての失敗」の実体験
花田監督の学生時代に遡ると、当時の早大もまたスター軍団だった。
花田監督は同級生の櫛部静二(現・城西大監督)、武井隆次と共に“早大三羽烏”と称され、2学年下には“麒麟児”と呼ばれた渡辺康幸(現・住友電工監督)がおり、大学長距離界を席巻していた。

