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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
全日本大学駅伝“圧勝”で《強すぎる早稲田》に懸念はあるか…それでも指揮官が警戒する「箱根駅伝のワナ」とは?「チーム内の争いも大事ですけど…」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph byYuki Suenaga
posted2026/11/04 17:02
全日本大学駅伝を圧勝で制した早稲田大学。一方で、指揮官の花田勝彦監督は「箱根は別物」と気を引き締めた
選手の“自主性”と、指揮官が冷静に選手の状態を見極める“観察力”が必要とされるだけに、なかなか簡単なことではないが、これが今の早大の「本番力」の秘訣である。
これで大学駅伝三冠に王手をかけた。
だが、箱根駅伝の優勝が簡単でないのは、指揮官も重々承知している。
「(箱根とは)全く違うレースなので…」
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先にも書いた通り、花田監督の大学4年時は、全日本で2位に4分8秒もの大差を付けながらも、箱根では逆に山梨学院大に4分29秒差も付けられて2位に終わっている。箱根で勝つことの難しさは、指揮官が身をもって実感していた。
「世間的には“三冠”と言われていますけど、出雲も全日本も(箱根とは)全く違うレースなので、そこはあまり意識していません」
手綱を締める意味もあったのだろう。花田監督は慎重を期してこのように話していた。
それでも、全日本を制したことで箱根の頂点への視界が開けたのも確かだ。
懸念されるのは、躍進の象徴でもあるルーキーズの距離適性だが、夏の段階で、増子と新妻はハーフマラソンの距離に自信を覗かせていた。一方、前半戦は1500mが中心だった本田も「今は2人には勝てないが、ハーフマラソンまで対応できる感覚は結構付いてきている」と話していた。
花田監督も太鼓判を押す。
「練習を見ている限り結構いけそうだなと感じています。これからの3週間、4週間で、去年鈴木たちがやったように、箱根に向けた練習がきっちりできれば、たぶん箱根も走るんじゃないかなと思います」

