- #1
- #2
箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「箱根駅伝はチーム状況的に…」全日本大学駅伝《ヴィンセント超え》でMVPに…早大の超ルーキーって何者? レース後に明かした“衝撃の一言”の中身
posted2026/11/02 11:03
全日本大学駅伝の3区でイェゴン・ヴィンセントの区間記録を更新した早大1年生の新妻遼己。箱根路ではどんな走りを見せるのか
text by

別府響Hibiki Beppu
photograph by
Nanae Suzuki
「今日の記録には、ちょっとビックリしたなという感情が強くて――」
微塵もビックリしていなそうな表情で、そうレースを振り返ったのが早大1年生の新妻遼己だ。
「(イェゴン・)ヴィンセント選手は中学生の時にテレビで見ていた記憶はあって『とんでもないな』と思っていました。でも、自分が同じ世界に入って走っているというのは、実感はないですけど……そうやってすぐに自分の番になるんだなと感慨深いものはありました」
早大が“16年ぶり”全日本大学駅伝制覇
ADVERTISEMENT
11月1日に行われた全日本大学駅伝。早大が大会新記録となる5時間3分31秒の好記録で、2010年以来16年ぶり6度目の優勝を飾った。10月の出雲駅伝に続き、これで大学三大駅伝での2冠も達成したことになる。
中でも強さを見せたのが、1区から3区の前半区間にエントリーされた1年生トリオだ。
1区の本田桜二郎が持ち前のスパート力を見せてトップと2秒差の2位でつなぐと、大学駅伝デビュー戦となった2区の増子陽太が、時折ペース変化で揺さぶる老獪な走りを見せつつ、区間新記録の走りで首位に浮上した。
2人のルーキーはともに持ち味を生かした好走を見せたが、それ以上のインパクトを与えたのが、続く3区を任された新妻の走りだった。
序盤から全く表情の変わらない淡々としたリズムを刻み、後続を一気に引き離す。
終わってみればあのヴィンセントが持つ「不滅の区間記録」も更新。もちろんタイムは気温や風などの条件面による部分が大きいとはいえ、区間2位に1分近く差をつけた走りはまさに衝撃的なものだった。

