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甲子園の風BACK NUMBER
巨人「中学生指名」のウラ側で…“もう一つの事件”が!? 中学球界《絶対王者》を無名校の左腕が追い詰めたワケは? 秘密は「新世代の海外ギア」にアリ
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNumberWeb
posted2026/11/06 11:01
中学軟式野球界の“絶対王者”を相手に好投を見せた早実中の佐野魁。その覚醒のウラにはあるメジャーリーガに縁の深いギアが…?
「右打者のインコースに投げ切る技術と、恐怖心を抑えてそこに『ズドン』と投げ込めるメンタルがついたことが、一番大きな成長でした」
結果的に佐野のボールは王者・駿台学園の強力打線すら寄せ付けない切れ味を見せることに繋がった。また、球速もスピードガンでの計測機会こそ少ないものの、中学軟式としてはトップレベルの130km近くにまで達した。
「高校では球種をもっと増やして打ち取るパターンを作りたいし、球速もまだまだ伸ばせると思っています」
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佐野はこの夏の経験を、そう振り返った。
都大会での早実中との激闘を制した駿台学園中は、その後も全国大会で他校を圧倒。見事に2年連続の全国制覇を達成したのは前述の通りである。
育成年代でも進む「海外発の技術」の導入
10月に行われたドラフト会議の前には、横浜高の織田翔希が異例の「MLB挑戦」を発表した。リーグそのもののレベルの差や、待遇面など海の向こうの大舞台が持つ魅力は多くあるだろう。
そんな現代において、中学生年代ですら今回の佐野のように海外発の技術を活かし、これまででは考えられないような成長を見せる選手が出てきた。
高校野球の強豪・健大高崎(群馬)では、自チームを含めた高校生投手のトミー・ジョン手術件数の増加を鑑み、育成とケガ予防の両立を目指してプライオボールの開発元であるドライブライン社のセンサー「パルススロー」を投手20人に常時装着しはじめた。一人ひとりの投球負荷を管理し、故障を防止することが目的だという。
新たな技術とともに育成年代の選手たちの進化も加速している。
今後は彼らの中から、これまで見たことのなかったようなプレーを見せてくれる選手が生まれるのかもしれない。


