プロ野球PRESSBACK NUMBER

「職歴はプロ野球選手だけの無職…正直怖かった」宮台康平31歳は、なぜ司法試験に“一発合格”できたのか?「東大生時代の蓄積はゼロ」1日10時間勉強の内幕 

text by

松永多佳倫

松永多佳倫Takarin Matsunaga

PROFILE

photograph byHideki Sugiyama

posted2026/10/30 12:03

「職歴はプロ野球選手だけの無職…正直怖かった」宮台康平31歳は、なぜ司法試験に“一発合格”できたのか?「東大生時代の蓄積はゼロ」1日10時間勉強の内幕<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

東京大学史上6人目のプロ野球選手として注目された宮台康平さん。現役引退後、猛勉強を経て法科大学院に進み、司法試験に一発合格した

「落ちたら、あのとき信じた自分を裏切ることになる」

 東大出身のプロ野球選手が、引退後に司法試験に合格した。そんな宮台の特異なキャリアは、いわゆる「文武両道」の最たる例として捉えられることが多い。しかし根底にあるのは計算や効率ではなく、むしろ不器用とも思えるほど熱く、愚直な信念だった。

「とにかく自分のファーストキャリアをプロ野球に懸けた以上は、それを肯定するためにも3年では終わりたくなかった。志半ばで諦めたら負けた気がするというか、自分自身に顔向けできないなと思ったんですよね。自分が選んだ道を正解にするために、成長を信じてトライアウトを受けた。司法試験を受けると決めたときもそうです。絶対に2年半後に合格する、と。落ちたら、あのとき信じた自分を裏切ることになるから頑張ろうって。プロ野球のときと同じなんです」

 文武両道の本質とは何でしょうか。そんな質問を投げかけると「文も武のどちらも100%やること」だと宮台は言った。東京大学出身だからこそ憧れのプロ野球界に進むことができ、引退後に法曹界に進めたのは間違いない。もちろん簡単に真似できることではない。それでも宮台の歩む道は勉強もスポーツも諦めたくない子どもたちの指針になり、プロ野球選手のセカンドキャリアについて考えるひとつのヒントにもなるだろう。

ADVERTISEMENT

 司法修習生の宮台が弁護士として活動するのは来年以降になる。多くのスクープを飛ばしてきた週刊誌を抱える出版社での取材を終えた帰り際、宮台は冗談めかして言った。

「この先、原告の弁護人として文藝春秋さんと対峙することもあるかもしれませんね」

<全4回/記事全編は以下のリンクからお読みください>

#1から読む
東京大学から“日ハム7位”でプロへ「指名されなかったら、なんて言おうか…」ドラフト当日に宮台康平が考えていた“敗戦の弁”「指名漏れなら留年して就活」
この連載の一覧を見る(#1〜4)

関連記事

チェックを入れてボタンを押すだけ
Google検索
Number Webを見つけやすくする
BACK 1 2 3
#宮台康平
#東京大学
#北海道日本ハムファイターズ
#東京ヤクルトスワローズ

プロ野球の前後の記事

ページトップ