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「職歴はプロ野球選手だけの無職…正直怖かった」宮台康平31歳は、なぜ司法試験に“一発合格”できたのか?「東大生時代の蓄積はゼロ」1日10時間勉強の内幕
posted2026/10/30 12:03
東京大学史上6人目のプロ野球選手として注目された宮台康平さん。現役引退後、猛勉強を経て法科大学院に進み、司法試験に一発合格した
text by

松永多佳倫Takarin Matsunaga
photograph by
Hideki Sugiyama
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27歳、元プロ野球選手、無職。最終学歴は東京大学法学部卒。ヤクルトから打診された支配下契約を断った宮台康平は人生の岐路に立っていた。
「自分で野球を辞めると決めた以上、この判断を正解にしないといけないと思いました。ただ、仕事がなくなることへの怖さはめちゃくちゃありました。なにせ職歴はプロ野球選手だけの無職ですから(笑)。就職活動をしたとしても、民間の企業が自分を評価する要素は“伸びしろ”しかない。同世代の社会人のようなスキルがないぶん、余計に怖さがありました」
宮台康平が法曹の道を選んだ理由
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プロ野球選手という職業があまりに特殊だっただけに、つぶしが利かない。いかにポジティブ思考の宮台でも「今の自分には何もない」という恐さはあった。一方で大卒の社会人の4~5年目にあたる27歳なら、専門的知識を持つ職業への方向転換も可能だと思ったのも事実だった。宮台は人脈を駆使して専門職に携わる人たちと面会を重ねた。
「最初にお話を聞いたのは、ヤクルトからデロイトトーマツというコンサルティング企業に入られた久古健太郎さんです。プロ野球選手のセカンドキャリアとしてコンサルはどうだろうかと思い、コーチの松岡健一さんからつないでもらいました」
近年、東大生にとってコンサル企業への就職は有力な選択肢となっている。事業規模や報酬面も魅力的であるため、第二新卒や転職でコンサル業界に入る者も多いという。
「いろいろとお話を伺うなかで、コンサルと弁護士ってわりと近い職業だなと思ったんです。自分が将来なっていたい立場はどれかと考えたときに、自分の名前を生かし、明確な肩書きや資格があって、スポーツに携わることもできる仕事と考えたら、弁護士かなと思ったんですよね。国家資格を持てることも長期的な目線で見たときに有用かなと考え、最終的に法曹の道を選びました」

