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野球のぼせもんBACK NUMBER
「0勝4敗」セリーグ代表DeNAの誤算…現地記者が目撃「日本シリーズの流れを変えた」1つのプレーとは? ソフトバンク柳田悠岐の“ある動き”
posted2026/10/30 06:00
ソフトバンクの日本一連覇。現地記者がその要因に迫る
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by
Nanae Suzuki
ソフトバンクが4勝0敗でDeNAをスイープし、2年連続の日本一に輝いた今年の日本シリーズ。史上初めて第1戦から3試合連続の延長戦となるなど、4試合はいずれも最後まで勝敗の行方が分からない接戦だった。
DeNA強かったが…なぜスイープ?
それでも結果を見ればソフトバンクの圧勝だった。得点差以上に両チームに力の差があったとする声も、評論家やファンの間で少なくない。だが、ソフトバンクのチーム関係者に話を聞くと、返ってくる言葉は意外なほど一致していた。
「DeNAは強かった」
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その言葉には、接戦を戦い抜いたものにしか分からない実感がこもっていた。小久保裕紀監督も、シリーズをこう振り返る。
「本当に気の抜けない試合ばかりだった。どっちに転ぶか分からない試合がずっと続いた。正直、シリーズのポイントを聞かれても答えがない。1戦目から4試合とも全部なんですよ。
初戦は松本裕樹が(牧秀悟に同点アーチを)打たれた後、庄子(雄大)のレフトオーバーの勝ち越し打。2戦目は9回表の山川(穂高の場外同点ソロ)でしょ。そしてまさかの(笑)、川村(友斗)のホームラン。3戦目は9回裏の牧原大成の同点タイムリーに、延長での正木(智也)のサヨナラホームラン。で、4戦目が(山本)祐大の同点スリーベース。
まあ、今年のプロ野球の最後に最高峰の舞台で、両チームのファンがハラハラドキドキしたシリーズだったと思いますよ」
勝負事に「たられば」は禁物である。
それでも、もしあの場面で――と振り返るなら、横浜スタジアムで行われた第1戦の1回裏のDeNAの攻撃だろう。立ち上がりが不安定だったソフトバンク先発・上沢直之から先制点が入っていれば、日本シリーズの行方はまるで違ったのではなかろうか。
その流れを食い止めたのが、左翼手・柳田悠岐の判断だった。

