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“打率もOPSも歴代最低”三冠王の佐藤輝明だが…バースや落合博満、王貞治ら「昭和との比較は筋違いな理由」大リーグFA市場では“鈴木誠也超え”高評価

posted2026/10/20 06:00

 
“打率もOPSも歴代最低”三冠王の佐藤輝明だが…バースや落合博満、王貞治ら「昭和との比較は筋違いな理由」大リーグFA市場では“鈴木誠也超え”高評価<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

三冠王を獲得した佐藤輝明。阪神のシーズンが終了し、今後の去就に注目が集まる

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NumberWeb編集部

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Hideki Sugiyama

 三冠王を獲得した阪神・佐藤輝明。打撃指標から見る昭和と現代野球の違いと、メジャー挑戦に向けての展望についての記事の凝縮版をお届けします。

落合の三冠王3回と比べると…

 2026年のNPBレギュラーシーズン、阪神・佐藤輝明が「三冠王」を達成した。

 佐藤の今季成績は、143試合フル出場で打率.306、39本塁打、106打点。三冠王は史上13回目の偉業だが、数字だけを見ると異質さが際立つ。打率.306は歴代三冠王の中で最低。OPS.992も、三冠王でOPSが1.000に届かなかったのは史上初である。なお唯一となる三冠王を3回獲得した落合博満(ロッテ)は「82年:打率.325/OPS1.037、85年:打率.367/OPS1.244、86年:打率.360/OPS1.233」だった。

 ただ、1985年のバース(阪神)が最初の三冠王を達成した年、セ・リーグの3割打者は16人もいた。

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 しかし今季のセ・リーグで3割を打ったのは佐藤ただ一人。投打の力関係が当時と全く違う以上、単純な数字比較に意味はない。

新世代の三冠王がメジャーで高評価なワケ

 他の指標でも、昭和の頃の三冠王と様々な違いがある。

 例えば佐藤の今季三振数は164と、歴代三冠王で最も多い。王貞治(巨人)が1973年に51本塁打を放ちながら三振はわずか41だったことと対照的である。「フライボール革命」の影響を強く受け、スイングスピードを上げてフルスイングし、打球を飛ばすことに専念する。三振は“コスト”と割り切る姿勢は、2022年に三冠王を獲得した村上宗隆(当時ヤクルト)と共通する新世代の打者像だ。

 さらに、現代的なデータに照らしあわせると――佐藤輝明のポテンシャルの高さが浮かび上がってくる。

【次ページ】 MLBスカウトが注目する「打球の質」

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